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管理人VectorWorksを語る!
管理人

勉強しながらの報告です。
ぼちぼちペースで更新する予定です。
よろしく、おつき合い下さい.

昔の名前で出てもよい?



VectorWorks(ベクターワークス)は
MiniCad(ミニ・キャド)の後継CADです。
名前が変わりましたが、
既存のユーザーはバージョンアップと捉えて構いません。
従来通りの使い方ができます。
データやScriptも互換性がありますから、心配無用です。

他のCADのユーザーに、
VectorWorksの名前が浸透するまでの間は
MiniCad・VectorWorks
と呼ぶことで会話がスムーズに進むでしょう。

では、名前を変えるほどの、
何がMiniCadに起きたのか?
それを、以下に語りたいと思います。

私にも使えます!

VectorWorksは「私にも使えます」になりました。

たとえば、
プラグイン・オブジェクト

オブジェクト(図形)を自動生成する機能が前面に出てきました。
以前から、駐車スペースの自動生成などはありましたが、
使用頻度が高くないので、有り難みは薄かったと思います。

今回の主役は開口部です。
3次元のドアや窓が、虚しくなるほど簡単に作れます。
以前のように、シンボルを自作して、それをプロットするのではなく、
プロットする位置でいきなり生成します。

「このドア」を「ここに!」


で、壁の中にドアがプロットされます。
作図はしていないことに注目!


そして、修正です。
左右の位置や高度や間口や枠の見附や額縁の追加や開き勝手や…
などは【データパレット】で変更します。



できちゃったドアを変更するのですから、
何も無いところから始めるシンボルとは、効率が雲泥の差です。
しかも、図形作成の操作方法を知る必要がありません。
そもそも、作図ツールを使わないのですから、
「私にも使えます」
なのです。

【データパレット】がやたらと複雑に見えるでしょうが、
3次元のドアを見ながら操作してみて下さい。

数値を変えたり、チェックを入れたりすると、
瞬時にドアが変化します。
一渡り、試した後では、むしろ、
もっと項目が必要だ!
と思われることでしょう。