Hatanaka-Family
<プラン>

by aoyama 2000.2.21
畑中プロジェクト





道路から見る(北面)

高い基礎に載った平家という印象です。
2階建てにしては全体の高さが低いと感じるはずです。

三角屋根は後退しているので、近付くと見えなくなります。
玄関はアプローチの奥、シャッターの左のドアです。

中央の窓辺の人物は、1mほど高いアルコーブの床に立っています。
右の窓の人物が一般の床の高さを示しています。
窓は天井まで届いています。








道路から見る(東面と北面)

東面と北面には、同じデザインの縦長の窓が並びます。
この外観から間取りを推測するのは難しいはずです。

生活感は押さえましたが、施設などには見えぬように、人間が主役のデザインです。
窓辺に人が現れる様子をイメージしてみて下さい。
人の存在が強調される窓なのです。









山側から見る(南面と東面)

南面では床と地面のレベルが揃い、はっきりと平家になります。
デッキの床は室内のレベルに合わせてあります。

張り出した軒天井との組み合わせで、デッキは室内の延長として感じられるはずです。
パーゴラなどを備えると、一体感はさらに強まります。







同じく山側から見る(南面と東面)

日照条件が良くないので、三角屋根から天空光を得ています。
この屋根形状はそのまま室内に現れます。
かなり高い天井です。








山側から見る(南面と西面)

西面には小さな窓しかありません。
台所と水周り、収納などを西面に配置しています。

西側の地盤面は勾配が一定なので、スロープの設置が可能です。
現時点では勝手口的な動線として、
将来的には階段に代わるアプローチとしての利用です。








東から見た周辺環境

建物のない北東の方向(右手)にテレビ塔が望めます。








北東から見た周辺環境

手前が前面道路です。







基礎の内部(地階)

アプローチの奥に車庫、その手前の壁に玄関ドアがあります。
階段は玄関の中にあります。

広いラウンジ(と命名)とワークショップ(書斎?)、トイレ洗面、納戸(電気温水器あり)
地階は天井高さはありますが、採光不足なので法規上は居室申請できません。







主要階のプラン

左手が道路です。階段を確認できますか?
外壁に接する部分には、さらに一段高い床があります。

玄関の真上はブリッジ状の通路なので、下から見上げると吹き抜けです。
中央の広いパブリックスペースに三角屋根が架かります。







位相(地階)

住まい方は、時間と共に変化するでしょう。
部屋の使い方は、広さよりもゾーニングによる制約が大きく影響します。
ホームパーティーもできる広さは、たっぷりした収納部にもなり得ます。







位相(1階)

ブリッジは2つの個室のプライバシーを高める手法です。
広い中央部はリビングダイニングになるかも知れません。

和室とその前室はセットでプライベートに使われるかも知れません。
(リビング付きのゲストルームや2世帯の親夫婦エリア、ワークショップなど)
外部デッキの使い方も変化して行くことでしょう。